2011年4月26日火曜日

三菱重工がUAEアブダビでEVの運用実験を開始。


UAEの国有企業マスダール社が推進する、環境未来都市「マスダールシティ」。三菱重工とマスダール社との共同で、三菱自動車のEV「i-MiEV」を使用した運用実験を開始した。今年始めに世界中から環境関連企業600社をあつめておこなわれた展示会・シンポジウム「世界未来エネルギーサミット」にて、三菱重工が発表した。画像は展示されていたマスダールシティ用のi-MiEVで、車体にはアラビア文字でマスダールと大きく書かれている。


元々マスダールシティには、上の画像のような軌道上を無人運転する電動コンパクトカーPersonal Rapid Transitが投入される予定だったが、2010年に戦略変更があり、当時建設を終了していた研究施設内のみをPRTとし、残りのシティ全域にはEVを導入することになり、i-MiEVが採用された。三菱は2009年10月からUAE市場の開拓のため、UAE事業総合推進室を設置して、2010ねん4月からはアブダビに駐在員事務所を開設し、活発に営業をおこなってきた。このマスダールとの運用試験をあしがかりとし、他の中東地域にもEV運行管理システムを提案していく予定。

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