2011年4月13日水曜日

東芝製の設備をつかった地熱発電がニュージーランドで2012年にはじまる予定。


ニュージーランドの電力会社、コンタクトエナジーContact Energyが建設を予定しているテミヒ地熱発電所。オークランドの南250km、北島のタウポTaupo火山帯に位置する。ここで使用される発電設備を東芝が約80億円で受注したと発表した。この契約は、東芝のオーストラリア法人と、豪建設会社McConnell dowell、カナダのエンジニアリング会社SNC Lavalin Group、総合エンジニアリング会社の米Parsons Brinckerehoffのジョイントベンチャーがおこなったもの。受注したのは、2基の8.3万キロ級地熱タービン、発電電動機、復水器で、2012年に納入する予定。

再生可能エネルギーである地下のマグマだまりで熱せられた熱水と水蒸気を利用する方式である地熱発電は、二酸化炭素排出量をわずかに抑えられる。出力が天候などによって変動してしまう太陽光発電や風力発電とは違って、天候や気象条件に左右されることはない。近年世界的に地熱発電の技術開発が進展し、現在稼働中の世界中の地熱発電の設備容量をあわせると約1000万キロワットに達しているという。

東芝は1966年に岩手県松川地熱発電所に納入したのをはじめに、北米、東南アジア、アイスランドなどの世界各国にこれまで52台を納入してきていて、設備容量は世界シェア一位。ニュージーランドへ納入するのは今回が初。

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