2011年3月30日水曜日

「スマートグリッド」と「スマートシティ」の違い。


このブログは最初、「EV(電器自動車)の情報を集めてみよう」とSFCの多治見君が言い出して始めました。読者の方は、タイトルの度重なる変更、内容の試行錯誤に呆れておられることかと思います。しかし、EVの開発に足を踏み込んだ途端に様々な困難の壁に突き当たりました。それくらい誤解に満ちた投資家や起業家にもたびたび出会います。

ただ今は開き直ってそれらのハードルを、越えることを楽しんでみようという気持ちになってきました。そういう気持も込めて今回は一応タイトルもデザインしてみました。今からスタートするような気持ちです。これからも我々の「EVへの冒険の困惑」を楽しんで頂ければ幸いです。今日は基本のお復習いと言うことで「スマートグリッド」と「スマートシティ」の違いのメモを添付しておきます。

「スマートシティ」といった場合、それがカバーする範囲は電力だけでなく生活基盤そのものということになります。元デンバー市長、ウェリントン・ウェッブ氏の言葉を借りれば、19世紀は帝国、20世紀は国家、21世紀は都市(シティ)の時代ということになります。都市を構成するのは市民です。市民は生活をしながらさまざまな経済活動(ビジネス)を展開しています。その生活やビジネスを支えるのが、電気(エネルギー)、水、通信、交通、建物、行政サービスなどのインフラです。 
スマートシティとは、これらの生活インフラ全体を垂直統合して、より効率的な都市のあり方を実現するというものです。これによって、都市の持続的成長を促し、市場や雇用を創出します。また、エネルギー政策や環境問題などに対応するとともに、こうしたことを主導する各国の施策と協調すれば、プロジェクトの支援や補助金なども期待できます。 電力を効率的に利用する「スマートグリッド」に対し、さらに一歩踏み込み、熱や未利用エネルギーも含めたエネルギーの面的利用に取り組むプロジェクトと言える。





0 件のコメント:

コメントを投稿