2011年5月16日月曜日

「誰が電気自動車を殺したか?」の続編「Revenge of the Electric Car」


2006年に5000台の最新電気自動車が破壊された事情をとらえたことで話題になった「誰が電気自動車を殺したか?」から5年、同作のクリスペイン監督が新作を製作。今でもガソリンに頼る時代がつづくなかで、新たに開発されゆく電気自動車をGM、日産、テスラの内部に侵入し、産業全体の現況を描いた。トライベッカ映画祭で作品について語った。「すべては、ガソリンの値段で変わってくると思う。電気自動車の機能は洗練され、かなりの消費者が電気自動車に興味を示している。それに環境問題がさらに電気自動車の方向へ導いているが、最終的にはガソリンの値段次第と思っているよ」

前作では完全に取材シャットアウトだったGMに、今回の作ではラッツ副会長へのインタビューふくめ取材ができている点について「このGMの件は最初はナーバスだったが、後で笑うことができたんだ。僕は前もって、GMにあなた方には編集をコントロールする権利はない、さらに2011年に公開されるまで映画を観ることはできないよと伝えたが、GMは僕を尊重し、さらに信頼してくれた。彼らの同意がなければ、全く内容の違った映画になっていた。今回、GMは正しい選択をしたと思っているよ」と語っていた。

「二つの選択があったんだ。一つは、なぜ電気自動車が良いのかという事実と理由を並べること、もう一つは個性的なキャラクターを通して、電気自動車の世界を伝えること。僕は後者を選び、それぞれの違った個性を描くことで、より興味深い作品になったと思う。今回は、イーロンとボブ以外にも、日産のCEOのカルロス・ゴーン、個人で電気自動車を作っているレヴェレンド・ガジェット(本名グレッグ・アボット)の4人を中心に描いているんだ」

「ハーツだけでなく、(同じくレンタカーの会社)ジップカー(Zipcar)でも始めているが、車はコストが掛かるため、学生のように車を所有しようと思っていない連中にはパーフェクトで、さらに彼らの行き先の店舗でも電気を充電(チャージ)できるわけだ」




ソースはシネマトゥデイ

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