スマートシティはITという技術があって、初めて構築できる。そのITの要素は大きく分けて3つあります。
第1の技術は「インテリジェントデバイス」です。スマートフォンやスマートメータ―などと、車載型の情報端末やデジタルサイネージなども含む双方向のセンサーや、テレメトリー(遠隔測定法)機能を持つデバイスのことです。スマートシティにおいては、自治体や事業者と市民や家庭をつなぐインターフェイスの役目を果たします。
第2の技術は、「ブロードバンド回線ネットワーク」です。このネットワークに求められるのは、リアルタイム性です。コスト面では、インターネットの利用も有力ですが、セキュリティやリアルタイム性を考えると、新しいネットワークの仕組みも必要になるかもしれません。
第3の技術は、アルビン・トフラーの予言通りリアルタイムの「データを処理、解析する技術」と、大量のデータを関係づける「ソーシャルメディア」。解析技術は、それぞれの業界のノウハウや手法がベースとなりますが、各エンドポイントが市民と密着するスマートシティでは、ソーシャルネットワークを利用したデータの収集やモニタリングも欠かせない要素になるはずです。 卑近な事例ですが、テレ朝のニュースで天気予報コーナーでは、日本全国の人々が、曇り、晴れ、雨などのリアルタイム、リアルロケーションの情報を瞬時にテレビ局に送り、日本地図上にマッピングされます。
スマートシティでは、漠然とIT化するということではなく、3つの技術や戦略を明確に使い分けることになります。
記事ソースは以下です。
http://www.sbbit.jp/article/cont1/21729
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