2011年2月3日木曜日

EVデロリアンと実証試験中のMINI Eの2ショット。


広島で撮影されたこの写真。写っているのはデロリアンとMINIだが、共通しているのは両車ともガソリン車のボディーをベースにした、EVであるという点だ。素人集団がつくっているものと、会社が量産化に向けてつくっているものだが、根本のコンセプトは似たようなもの。

デロリアンと言えばバックトゥーザフューチャーに出てくるクルマ。この形や名前を一度は見た聞いたことがあるという人は多いのではないだろうか。そんなデロリアンの事故で不動車になっていたものを、EVに改造してしまった人たちがいる。日本EVクラブ広島支部の藤井智康氏を中心とした有志のグループだ。約1年をかけて2009年の3月にひとまず完成した。

映画のバックトゥーザフューチャーで、ドクが「どうせタイムマシンを作るならカッコイイ方がいい」とデロリアンを選んだ理由を言っているのと同じく、どうせEVをつくるならカッコいい方がいいのではというのが原点。EVデロリアンも劇中のデロリアンと同様、アップグレードを繰り返し、最新技術を分かりやすく魅力的に、一般市民へ紹介する「メディア」として使われていくようだ。



対するMINI EはBMWがMINIをもとに手がけたEV。2008年のロサンゼルスモーターショーで初披露された車両。2013年の量産化を目指して、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ベルリンなどで実証実験を実施している。昨年末からは東京でも東京電力と早稲田大学の協力のもと、20台での実証実験が始まっている。うち14台はインターネットで募集された一般人モニター。MINI Eは後部座席がバッテリーにあてられているため、2人乗り。ちなみにこのバッテリー容量は35kWhで、EVデロリアンの3.6倍以上あるそうだ。

4 件のコメント:

  1. ブログ「デロリアンEV化計画」を書いています、TOMO@広島です。Twitter経由でこちらのページを知りました。EVをデザインから見る、というコンセプトのブログにEVデロリアンを取り上げていただけて、光栄です。ありがとうございました。
    走りはリーフやi-MiEVにはかないませんけど、エモーショナルな部分は
    どのEVにも負けないと自負しています。今後も「EVアップグレード」を目指して、EVの魅力を皆さんに伝えていけたらと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
    PS できればタイトルを「EVデロリアン」にしていただけると幸いです。(一応、固有名詞扱いで統一しています)

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  2. TOMOさん
    コメントありがとうございます。タイトル「EVデロリアン」に変更いたしました。
    エモーショナルな部分、すばらしいと思います。カッコいいです。EVデロリアンの今後の発展に期待しております。
    まだ始めたばかりのブログですが、”世界のEVデザイン”どうぞよろしくお願いいたします。

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  3. 先週はテスラ・ロードスターに試乗、EVデロリアンと一緒に写真を撮りました。性能はもちろんいろいろですけど、乗ってみたい、乗り続けたい、と思わせるデザインやコンセプトって、EVには不可欠な要素ですね。
    今後は、エネルギーをどうデザインするかが重要になってきます。私たちのコンセプトも頑張って形にしていきたいと思います。

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  4. こんにちは。
    MINI-Eに応募していたのですが、どうやら落選してしまったようです。残念。スマートEDと二股かけたのが敗因でしたか。
    MINI-Eはチャデモ非対応なので、普通充電器でも充電出来ない施設があるのが運用のネックになりそうです。

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