2011年2月27日日曜日
迫力あるドリフト走行を魅せるスーパーセブンのようなフォーミュラーEV。
上の画像はEVフォーミュラーマシン「i Racer」のコンセプトイメージ。ロータススーパーセブンのレプリカモデルを生産していることで有名な、英国ウェストフィールド社が開発しているもの。ここ数年、その技術力を生かして、EV開発に取り組み始めている。この画像は2010年1月時点のもの。
2個のモーターをそなえ、最大出力108ps、最大トルク102kgmを実現。リチウムイオンバッテリーを車体中央株とフロントにレイアウトするも、車体重量は600kgという軽量におさえられており、0-100km/h加速5秒以内、最高速177km/h(リミッター)というパフォーマンスを発揮。2時間でフル充電、航続距離は88km。
欧州各地で行われてるEVカップにエントリーし、レースで得られたノウハウをもとに、市販モデルの開発もおこなっている。今年は、アメリカンルマンシリーズのLMPでトップ争いを繰り広げてきたドライソンレーシングがiRacerを駆って、EVレースに参戦することになった。ドライソンレーシングは、イギリスの科学イノベーション大臣もつとめたポールドライソン卿のチーム。昨年まででスポーツカーでの活動に一区切りをつけ、今年からは新たに始まるゼロエミッションシリーズに参加するとのこと。
ドライソン卿は、「ドライソン・レーシングはこれまでの4年間、第2世代のバイオフューエルで戦ってきたが、その間も電気自動車に関する技術を見つめてきた。そして、このテクノロジーが刺激的なフィールドになる時を待っていたんだ」と語っている。
以下は、2010年5月時点でのiRacerのコンセプトモデル。ウェストフィールドらしいスーパーセブン型の車体が繰り広げるドリフトは、EVと思えないほど迫力がある。
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