2011年2月28日月曜日
エミッションフリーで80日間世界一周を達成した3台のEV。
昨年2010年8月17日に、スイス・ジュネーブの国連前からスタートした、EVによるエミッションフリー(排気ゼロ)の世界一周レースZero Race。参加した3台のEVが24日、ジュネーブに帰ってきた。188日間、うち陸路80日間の世界一周の旅が終わった。予定より一ヶ月遅れたゴールインだ。
オーストラリアチームの乗る、2人乗り3輪電気自動車TREV。
ドイツチームの乗る、電気スクーターVectrix。これは日本でも既に販売されているEVだ。http://www.vectrix-japan.com/
スイスチームの乗る、ハイテク二人乗り電動バイクZerotracer。低速走行時に車体横から出てくる補助輪がかわいらしい。
いずれも1回の充電で250km以上を走れるEV。各チームは自ら発電するか、風力、太陽光、水力などのクリーンエネルギーで発電した電力のみを使用することがルール。であったが、実際はクリーンエネルギーの確保にかなり苦労したようで、オーストラリアチームのあるメンバーによると、どうしてもクリーンエネルギーの得られなかった状況下にて、消防署の電源を借りたことがあったという。
レースを主催したのは、スイスの学校教師ルイ・パルメ(Louis Palmer)さん。パルメさんは2年前に、太陽エネルギー駆動のタクシーを運転し、道中で有名人を乗せながら18か月間で世界一周を達成して話題となった人物。このレースは国連が後援した。
以下の動画は、テキサスを走る3台のEVの様子。パルメさんの乗る伴走車の小型バンから撮影されたもの。この車両の排気はカーボンオフセットされたとのこと。
http://www.zero-race.com/
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