2011年2月2日水曜日

LEAFのAero Styleに見るEV時代の新しいスポーティーさとは。


日産の量産型5人乗り電気自動車のLEAF。2009年の東京モーターショーで一般向けに初公開され、昨年12月に米国と日本で先行販売が開始された。販売目標台数であった、米国で2万台、日本国内で6千台はいずれも予約だけで埋まったという好調な売れ行きだ。

先月中旬に開催された、国内最大級のカスタムカーの祭典 東京オートサロン2011。この日産ブースにて、専用エアロパーツを装着したLEAF Aero Style Conceptが展示されていた。EVの未来的なスポーツドライビングのイメージを表現したコンセプトカーと言うだけに、販売されている普通モデルとは、ひと味違った印象を受けるスタイリングだ。

従来の内燃機関の車は、大開口部から空気を取り込み、大量のガソリンを燃やし、たくさんの排気を出すという点にスポーティーさ、力強さを求め、感じていた。しかし、これからのEV時代には、できるだけ開口部を減らしガソリン車とは違うということを強調した上で、空力の最適解を追求したフォルムに、スポーティーさを求めるようになってくるだろうという予想に基づいたデザインとのこと。

いきなり今までの「車」のイメージとかけ離れたものが出てきても、消費者は戸惑ってしまうかもしれない。少しずつ、ガソリン車的要素は排除されてゆき、未来のEVの標準形が決まってゆくのだろう。

動画は、東京オートサロンでの展示の様子と、日産自動車デザイン本部プロダクトデザイン部の酒井淳一さんのインタビュー。

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