FUN TO DRIVE, AGAINとしてもりあがっているようにみえるトヨタから発表された近未来コンセプト。クルマの表面すべてがまるでスマートフォンのようにタッチパネル画面になっているという「Fun Vii」。 クルマと通信技術の融合を目指すトヨタがここによく表れている。その日の気分などによって外壁の色をかえることもできるし、生体認証でのドライバーの見分けなども可能。 豊田章男社長は「スマホに四つタイヤをつけた車があってもいいと考えた。コミュニケーションの性能を磨けば、車の可能性は無限大に広がる」と語る。
Nissan PIVOといえば、2005年の東京モーターショーで初披露(正確にはその前に日産ギャラリーで先行展示)されたコンセプトカーで、一番の特徴はキャビンが360°回転するところだ。バイワイヤ技術により、操作系を間接接続しているため、上部を無限に回転させることができる。当時の海外の記事を読むと、「Death of the reverse gear」と書いてある。
そして2011年、4年のときを経てPIVOが再び姿を現した。エクステリアはずいぶん今考えられる「クルマ」に近づいた。上半分がぐるぐる回る仕様ではなくなったが、タイヤを通常の5割増近くの75度まで回転可能で、幅が4メートルあればUターンできる設計。実質的にバック不要ということで、「Death of the reverse gear」の要素は受け継いだ。 注目したいのは、乗車したいときにスマートフォンで呼び出せばやってきてくれて、降車したときには自分で充電場所へかえってくれるという、自動運転機能。映画ナイトライダーの世界が近づいてきている。
創業125年の歴史を誇るオーストラリアの重工業メーカー、VARLEY。その子会社であるVARLEY ELECTRIC VEHICLESがつくったEVスーパーカー「eVR450」が、ブリスベーンで開催された第3回オーストリアEVカンファレンスにおいて初公開された。 これまでは商用のEVなどの開発をおこなっていたが、今回はそのノウハウや技術などをスポーツカーに応用した。 0-100km/h加速3.8秒、最高速はリミッターで200km/h、航続距離はノーマルで150kmまで、オプション装備で300kmまで増やすことが可能という。近年中に20万オーストラリアドル(約1620万円)で発売する予定。Varley Electric Vehicles社のdivision managerのJohn Bettini氏は「"You could expect seeing it on Queensland roads as early as January 2012" 2012年1月には、eVR450をクイーンズランドの公道で試す機会が来るでしょう」と語る。
1985年に制作放映され、公開当時全米で『フューチャー現象』と呼ばれるブームが生まれるほど大ヒットしたSF映画「Back to the Future」。劇中にて、ドクことエメット・ブラウン博士が、タイムマシンのベース車として採用したのが、自ら愛車として乗っていた、De Lorean DMC-12だ。ドクが改造のベースにした理由は、「ステンレスボディーがタイムマシンにとって都合がいい」ことと「見た目がかっこいい」こと。
当時米GMの副社長であったJohn Z De Loreanが、理想の車を作るためにGMを辞職し、1975年10月24日に独立して自ら設立したのがデロリアン・モーター・カンパニー(Delorean Motor Company Ltd. 、DMC)。長い開発期間を経て、1982年の会社解散までの間に登場した唯一のモデルが、DMC-12だった。イタリア人工業デザイナーのGiorgetto Giugiaroが「製造から何年経っても輝きを失わないクルマ」というコンセプトでデザインし、ロータス・カーズがメカニカル設計を請け負った。なんといっても特徴は、無塗装のステンレスボディだ。
脚の接地する部分はタイヤになっており、家自体も移動することができる。デザインを日産が担当し、建築、土木など約50社が関わり完成された。リーフの給電機能“LEAF to Home”と、屋根の上につけられたソーラーパネル、燃料電池を使用して、グリッド送電網に頼らずエネルギー的に自立するスマートハウスだ。日産自動車の鈴木伸典テクノロジーマーケティング室室長は、「(この住宅は)パソコンでいうならノートパソコンみたいなもの。自動車会社が提案する住宅としてタイヤを持ち、系統電力から切って、自由に自分のライフスタイルを表現できるようにしたかった」という。しかし販売の予定はない。