2011年9月22日木曜日

フィスカーのレンジエクステンダーEVの第二弾が登場



デンマーク出身、元アストンマーチンの自動車デザイナーのヘンリクフィスカーが2007年に起業したEV/PHVベンチャーのフィスカーオートモーティブ。2012年より製造販売が決定している4ドアスポーツのカルマに続く、第二弾として、4ドアワゴン「サーフ」が、フランクフルトモーターショーで公開された。カルマのコンポーネントをベースとして、そのボディ後部を延ばし、荷室を持たせるシューティングブレークスタイルというのが特徴的な点。

カルマは発電専用エンジンを搭載するレンジエクステンダーEV。最大出力403ps、最大トルク132.6kgmのモーターを2つ搭載し、0-96km/h加速5.9秒、最高速度201km/hを実現。家庭用電源から充電できる二次電池は蓄電容量22kWhのリチウムイオンバッテリーで、無充電で80km/h走行可能。電池容量が少なくなると、エンジンが起動し、この充電によって最大航続距離は480kmまでのびる。またカルマは、「マルチスピードギアボックス」と命名された独自の新技術EV用トランスミッションを装備することにより、ブガッティが誇る世界最高のスーパーカーヴェイロンに並ぶパフォーマンスを実現するとも主張されている。

シューティングブレークとは、通常の車両のリア部分を延長あるいは拡大し、ステーションワゴンに類似の形状とすることによって確保した、広いリアスペースに、猟銃や猟犬、仕留めた獲物を乗せることを目的とするもので、外部ビルダーによって高級カスタム車として作られることがほとんどで、現行の自動車メーカーがつくっているものでは、フェラーリFFが唯一の存在である。
「サーフ」は2013年に発売予定。

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