2011年9月12日月曜日

ボディ塗料で自己発電するsmartの最新EVコンセプト



独ダイムラー社がドイツを本拠地とする世界最大の総合化学メーカーBASF社と共同で、電気自動車の未来像を提示すると謳われるコンセプトEVが「smart forvision」を開発した。一番の目玉技術は、塗料のように車体に塗って使える有機太陽電池。これをルーフに塗ることによって、従来のEVより航続距離をのばそうと試みる。天井にある六角形の部分が、それであり、ここからの発電によって、マルチメディアコンポーネントとエアコンに必要な電力をまかなう。



太陽光発電塗料の他にも、省エネ型の透明有機発光ダイオード、世界初の軽量オール樹脂製ホイール、軽量カーボンファイバー混合樹脂ドア、赤外反射膜塗料など合計5つの世界新技術を使用したパーツで、驚くべき軽量化も達成した。天井の発電と、徹底した軽量化と車内温度管理システムによって、航続距離において従来比20%の改善がみられたという。
スマートのトップ アネット・ウィンクラー氏は「スマート フォーヴィジョンは都市における持続可能なモビリティの在りかたを提案するあたらしい電気自動車。走行距離を伸ばすため、ベースとなったスマート フォーツーを全面的に見なおした」と語る。明日から開幕するフランクフルトモーターショーにて公開される。
source:openers

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