2011年6月8日水曜日
JAFが充電機能付きロードサービスカーの実証実験をはじめる
JAFと日産が共同で、EV充電機能のついたロードサービスカーをJAF神奈川支部に配備し、実証運用を7日から始めた。「電欠」(電池切れ)になってしまったEVの救援用。日産が昨年、環境省からグリーンイノベーションの推進を目的とする「平成22年度地球温暖化対策技術開発等事業」の委託を受け、電欠になってしまったEVを充電するシステムを搭載したロードサービスカーを試作開発し、JAFに納入した。
日産とJAFは、実証運用を経て、将来的にEVの電欠による立ち往生の可能性に対するセーフティネットの構築を目指す。昨年12月には、日産教育センターにて、全国のJAF支部隊員を対象として、日産リーフを用いた、ロードサービスカーによる牽引などのレスキュートレーニングを実施。
日産常務執行役員 川口均氏「EVの普及に伴い、充電インフラの整備と共に電欠等へのレスキュー体制の整備は、大変重要である。今回の充電機能付ロードサービスカーの開発・実証運用やレスキュートレーニングを機に、JAFとの連携を強化し、低炭素社会の実現に向けて、お客さまが安心してEVを利用できる環境づくりに努めていきたい」
JAF専務理事 久米正一氏「JAFは社会貢献活動の一環として、環境に優しいEVの普及を後押しするため、自動車ユーザーが安心してEVを利用できる環境づくりに取組んでいます。今回の実証運用への参加もこの取組みのひとつであり、すでに、ロードサービスの現場においては、全車両に絶縁グローブとゴーグルなどを装備し、EV救援対応をしています。今後、EV普及のテンポや救援要請の状況にあわせ、積極的に対応をすすめていきたい。」
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