2011年8月14日日曜日

モータースポーツと電気エネルギーは良い関係を築けるのか


F1もピットレーンでは静かにEV走行!?」という記事で書いた通り、FIA(国際自動車連盟)が2014年に導入予定の新レギュレーションによると、F1はピットレーンにおいては、エンジンを使わず(燃料供給も停止)、走行しなければならないと定められている。通常走行時のエンジンも、2.4リットルV8から1.6リットルV6になっている。
この電化のニュースを受けてか、トヨタモータースポーツGmbHがニュルンブルグでEVの最速記録にチャレンジすることを発表。現在はF1から撤退しているTMGだが、この電化の流れにのって、サプライヤーとして復活をのぞんているのか。トヨタとしては、「ニュルブルクリンクで走りを披露することで、 "グリーン志向のモータースポーツ"の魅力を示したい」とのこと。
ニュルブルクリンクのEVでの最速ラップ記録は、今年1月にプジョー「EX1」が樹立した9分1.338秒が現状。非公式では、すでにトヨタはこの記録を破っているとのこと。使用マシンは、Alpha-1 SRFをベースにした、最高時速260km、0-100km/h加速3.9秒のハイパフォーマンスEV。
しかしF1は本当にEV化されるのか。F1界を仕切る大御所として知られるバーニー・エクレストン氏は、FIAの新レギュレーションに対し「F1にEVモードは向いていない。それは、バレエダンサーがスニーカーを履いて踊るようなもの」と苦言を呈している。

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