2011年7月14日木曜日

ボルボが検討している3つのレンジエクステンダー方式

ボルボはEV戦略の次のステップを、レンジエクステンダー車両と定め、試験車両の製作を決めた。レンジエクステンダーとは、EVにバッテリー充電用のエンジンを搭載し、走行距離をのばす仕組み。ボルボでは3気筒ガソリンエンジンを採用予定。少なくとも3種類の試作をつくるようだ。うち2車種はC30エレクトリックがベース。もともとのバッテリーサイズを縮小し、エンジンと燃料タンクのスペースを確保した。

ひとつめは、60馬力の3気筒ガソリンエンジンを荷室フロア下に搭載。燃料タンクは40L。111馬力の電気モーター。電池での走行110kmにくわえ、エクステンダーで1000km増やすことが可能。

ふたつめは、190馬力の3気筒ガソリンターボエンジンを搭載。燃料タンクは40L。111馬力のモーターで、電池での走行75kmにくわえ、エクステンダーで1000km増やすことが可能。並列つなぎによって、ふたつのパワーソースあわせて300馬力をほこり、0-100km/h加速は6秒を切る。

みっつめは、190馬力の3気筒ガソリンターボエンジンを搭載。燃料タンクは45L。111馬力のモーターで、電池での走行50kmにくわえエクステンダーで1000km増やすことが可能。50km/hまでは電力、超えるとエンジン前輪駆動に切り替わる。

どの方式がもっとも適しているのか、2012年第1四半期から実車両テストが開始される予定。

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