2011年4月30日土曜日

トヨタがワイヤレス充電の実用化に乗り出した。



トヨタが、非接触充電技術の開発を行う米国ワイトリシティ・コーポレーションと、EV、ハイブリッド車向け非接触充電の実用化および普及促進に向けた技術提携に合意し、同社の増資の一部を引き受けることを決定した。駐車場に止めるだけでワイヤレスにEVやPHVを充電できる環境づくりの早期実現を目指す。

ワイトリシティの非接触充電技術は共鳴方式と呼ばれ、携帯電話の充電器等での実用化が進んでいる電磁誘導方式と比べて、充電器と機器との距離が大きくなっても高い効率で電力を伝送できるのが特長。実用化の時期は未定だが、技術確立後は、他の自動車会社にも営業し、世界標準化を目指すという。

ワイトリシティは2007年に、米MITから生まれたベンチャー企業。非接触充電技術は、日産をはじめ他社も研究開発に望んでいて、日野自動車はバスでの実証試験を進めている。

ソースはトヨタのプレスリリース。

2011年4月29日金曜日

消費電力を分析、共有するGoogle PowerMeter(いわゆるスマートメーター)はレコーディング・ダイエットと同様、可視化することで無駄な電力消費を抑える効果がある。

ソーラーやエネファームで作られた電気をEVやHV等の車に貯めた電気が、各家庭や各事業者に点在し電気の在庫が存在する状況になります。グーグルは、これらの電気を効率的にシェアして使用するために、IT技術で制御するグローバルなプラットフォームを作り上げようとしています。それがいわゆる「スマートグリッド」です。巨人グーグルも先行投資する、この「電気エネルギー」の変革は大きなイノベーションになるでしょう。
「自宅の電力消費量を全世界にリアルタイム配信する人」に強力なライバルが現れました。その名も「Google PowerMeter」は、家庭やオフィスの電力計に取り付けることで、ほぼリアルタイムの消費電力をインターネット上から確認することができるガジェットです。「岡田斗司夫レコーディング・ダイエットと同様、可視化することで無駄な電力消費を抑える効果」が期待できます。節電がブームですが、今は一ヶ月経たないと、どの程度節電できたか数値で知ることは出来ません。しかし。このメーターを使うと、図のようにグラフ化することや消費電力削減のための分析も可能。もちろんSNS的に「友人や近所の人と」情報を共有できます。
ソースはhttp://japanese.engadget.com/tag/smart+grid/

2011年4月28日木曜日

日産リーフの広告です。一面のマフラーからは煙が排出され、もう一面はリーフもちろん煙は出ていません。


ニューヨークで開催中のモーターショーに合わせて行われた、日産リーフの広告です。一面のマフラーからは煙が排出され、もう一面はリーフもちろん煙は出ていません。シンプルで強烈なインパクトのある広告です。一目見ただけでEVにプラスイメージを持ちますね。



マフラーのある面には「モーターショーにはこんな車が1000台以上あります」リーフの面には『しかし、100%電力のリーフだけは排気量が0です』シンプルで効果抜群ですね。

【挑発的な日産リーフ】http://www.adweek.com/adfreak/nissan-leaf-billboard-smokes-out-new-york-auto-show-130972

2011年4月27日水曜日

LEAFが世界最難のヒルクライムレースPikes Peak International Hillclimbにチャレンジ。


NISMOバージョンも登場し、ますます活発な動きを見せる日産LEAF。6月におこなわれる世界一過酷といわれるPikes Peak International Hillclimbに出場する。25日に同大会の主催団体があきらかにした情報で、第89回である今年度大会に、LEAFのエントリーがあったということ。無改造で、EV部門からの出走、いどむのはミシガン州在住のレーシングドライバーChad Hordさん。

バイクスピークは1916年にはじまった大会で、コロラドスプリングスにある全長19.3kmのコースを一気に駆け上がりタイムを競う。スタート地点の標高2877m、ゴール地点4300mmの標高差1423mに、156個のコーナーがまちうける。コース後半は未舗装になっており、スリッピー。トラックや2輪も含め、毎年200以上のチームが参加する。

昨年の大会には横浜ゴムが、オリジナルEVで歴代記録を13分17秒57で更新した。以下がその走りの動画。ノーマルLEAFはどこまでそれに対抗できるのか。

2011年4月26日火曜日

三菱重工がUAEアブダビでEVの運用実験を開始。


UAEの国有企業マスダール社が推進する、環境未来都市「マスダールシティ」。三菱重工とマスダール社との共同で、三菱自動車のEV「i-MiEV」を使用した運用実験を開始した。今年始めに世界中から環境関連企業600社をあつめておこなわれた展示会・シンポジウム「世界未来エネルギーサミット」にて、三菱重工が発表した。画像は展示されていたマスダールシティ用のi-MiEVで、車体にはアラビア文字でマスダールと大きく書かれている。


元々マスダールシティには、上の画像のような軌道上を無人運転する電動コンパクトカーPersonal Rapid Transitが投入される予定だったが、2010年に戦略変更があり、当時建設を終了していた研究施設内のみをPRTとし、残りのシティ全域にはEVを導入することになり、i-MiEVが採用された。三菱は2009年10月からUAE市場の開拓のため、UAE事業総合推進室を設置して、2010ねん4月からはアブダビに駐在員事務所を開設し、活発に営業をおこなってきた。このマスダールとの運用試験をあしがかりとし、他の中東地域にもEV運行管理システムを提案していく予定。

2011年4月25日月曜日

上海メイドの「情熱とエアロダイナミクス」がテーマのコンセプトEV


上海モーターショーで公開されたガルウィングを持つスポーティーなフォルムのEV「Fuselage」。上海を拠点として活動しているデザインエンジニアリングの会社Iconaによる、「情熱とエアロダイナミクス」がテーマのコンセプトカー。航空機を参考としつつ空力を追求し、空気抵抗係数Cx値は0.26と、プリウスの0.25と同程度。4つの車輪すべてにモーターが入り、出力は100kW、0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は200km/hのパフォーマンス力で、航続距離は200kmという。

2011年4月24日日曜日

慶應SFC清水研究会といすゞなど13社と神奈川県の産公学連携によるEVバスがお披露目。


慶應義塾大学SFC、坂井直樹研究会と同キャンパスにある、清水浩研究会が、いすゞ自動車と東芝、ブリヂストンなど13社と連携して開発してきたEVバスの試作車が完成し、神奈川県庁でお披露目された。2004年に清水研究会が製作した当時世界最速のEV「Eliica」の八輪駆動技術を応用し、2009年から神奈川県の支援を受けて開発が進められていた。インホイールモーターを採用し、リチウムイオンバッテリーや制御部などをすべて床下に収めることにより、地上からわずか27センチでの車内フルフラット化を実現した、定員49人の大型バス。


上は開発初期に描かれたもの。 一回の充電で121キロ走行可能で、これは従来の内燃機関による路線バスの標準的な航続距離と同等。1キロの走行にかかるコストは、従来車38円に対して8円と大幅な削減を実現した。清水教授は「エネルギー消費をディーゼルバスの4分の1にできる。夜間充電で1日走行が可能」「使い勝手がよく、環境に優しくてエネルギーの問題も解決するバスが、モーターや車体などをつくる日本の技術の集大成で出来上がった」「これからも研究開発を進め、大量に普及する時代が来るよう願っている」と語った。実用化を目指し、公道での実証実験がおこなわれる。