日産が12月に開催される東京モーターショーにてコンセプトモデル「PIVO 3」を披露すると発表した。
Nissan PIVOといえば、2005年の東京モーターショーで初披露(正確にはその前に日産ギャラリーで先行展示)されたコンセプトカーで、一番の特徴はキャビンが360°回転するところだ。バイワイヤ技術により、操作系を間接接続しているため、上部を無限に回転させることができる。当時の海外の記事を読むと、「Death of the reverse gear」と書いてある。
その2年後、2007年の東京モーターショーにPIVO 2として再び登場。今でこそEVの「普通」となった4輪インホイールモーター「メタモ・システム」を採用。ダッシュボードには、運転者の顔を認識するロボティック・エージェントが搭載されていた。
そして2011年、4年のときを経てPIVOが再び姿を現した。エクステリアはずいぶん今考えられる「クルマ」に近づいた。上半分がぐるぐる回る仕様ではなくなったが、タイヤを通常の5割増近くの75度まで回転可能で、幅が4メートルあればUターンできる設計。実質的にバック不要ということで、「Death of the reverse gear」の要素は受け継いだ。
注目したいのは、乗車したいときにスマートフォンで呼び出せばやってきてくれて、降車したときには自分で充電場所へかえってくれるという、自動運転機能。映画ナイトライダーの世界が近づいてきている。
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